こんにちは!
今日は僕が取り組んでいた数値管理方法のお話です。
アパレル店長の最大の目標は、自分のお店の売上目標(予算)を取ること。
これは業界問わずほとんどのお店に当てはまると思います。
指標となるのが、
- 予算
- 前年売上
大体はどちらもクリアすることが求められていると思います。
僕は日別、月別でいうと予算や前年をクリアできなかったことは多くありますが、
年度予算でクリアできなかったことはありません。
前年に対しては予算の組み方にもよるのでまたの機会に譲るとして、
店長時代に予算を必ず取れていたことが人生で誇れることの1つです。
それではどんなことを考えながら、どういう取り組みをしていたか解説していきます。
(これ以外にも色々なことを考えながらやって予算を取っていたので、あくまでも参考までに)
大きくは3つです
✔️ スタッフの人員(戦力)状況でやり方を変える
これは1日単位で行うことで、毎日やり方が変わってくることですが、
お店にいるスタッフ✖️出勤メンバー
この通りの数だけ運営方法を考えることをしていました。
例えば、
Aさん(女性への接客が得意)
Bさん(レジ打ちが正確で作業スピードが早いが接客が苦手)
僕(とにかくなんでもやるよ、でも接客したいな)
っていう3人のシフトだった場合(本当はもっといますが分かりやすく)
僕は正直オールマイティにこなせることが特徴かつ接客力が高い(自慢じゃなく周りからも言われてました)スタッフなので、この場合Aさんが接客につけなかった人もしくは男性への接客を積極的にします。
これが1日単位の戦略です。
大切なことが自分が休みの場合も副店長に戦略を伝え(ある程度その日の状況によって現場判断してもらうことも大切)、休みの前の日に作成して引き継ぐようにしていました。
✔️ 需要が変わることを意識した環境づくりをする
これは主に月単位の戦略です。
アパレルの話になりますが、1年を通して同じ商品は売れません(一部そういうのもありますが)。
日本には四季がありますので、服もその季節に向けた商品があります。
また、小売業界にはセールというイベントがありますのでそこも関係してきます。
季節に合わせて商品があり、その商品にも適正価格があります。
面積が狭くなる夏物が基本的には1番安く、コートなどの重衣料が高くなりますよね。
これを把握した上で、12月なら寒くなってきたからコートが欲しいお客様が増えるな、それに合わせた商品を提案しよう、といった具合です。
売上=客単価×客数
これが売上を作る上での基本の考え方です。
12月はコートや冬物衣料の販売なので、客単価が上がってきます。
しかし、消費金額が増えるためお客様も迷う方が多くいます。(そんな数万円もぽんぽん払えないですし)
となると客数はいつもより減りますね。
上の計算式的にはどちらも増やせば売上も上がりますが、売上を最大化させる為には月に合わせたこの数値目標が大切になってきます。
僕はお客様の需要に寄り添い、納得して自分のお店で商品を買ってもらうため、冬物が入ってくる前にはいつもよりも商品のことを勉強会などを行い、自分も含めてスタッフ全員で知識を共有していました。
また、実際に売れた商品のなんで売れたのか?の成功体験も必ず朝礼などで伝えることを徹底していました。
シンプルですが、本当に変わりますので、ぜひ試してみてください。
✔️ 市場の状況(トレンド)や気温、天気に対して必ずアクションを起こす
シーズンごと、年ごとの大きな区切りになりますが、これも毎シーズン変わってきますので、必ず意識していました。
服にも流行り廃りがあるので、それをいち早くキャッチ出来るように、ライバル店のお店を確認したり、ヨーロッパの流行を追ったりしてトレンド情報を得ていました。
また、気温や天気もとても重要です。
夏だけど気温があまり上がらないのであれば、いつもは半袖だけど長袖が欲しいな、というお客様もいます。
自分のお店にいらっしゃるお客様で、一定数そのようなお客様がいるようであれば、本部へ連絡し、長袖でまだ在庫があるものはあるかなど確認して必要なときは手配してもらっていました。
もらった在庫はただ並べるだけでなく、お客様へ伝えることが重要なので、ホームページに掲載し、店頭のマネキンに着せたりして一人でも多くのお客様に伝わる行動を必ず取っていました。
(今はSNSがあるからダイレクトコミュニケーションのハードルが低いですが、僕の時代はホームページに掲載したりしか方法がなかったので、お客様にホームページに色々載せてます!っていう努力もしていました)
思い返してみても書ききれないくらいのことをしていたな、と思うので、
自分の行動力、意識の高さには我ながらびっくりです。
僕から伝えたかったのは、小さな積み重ねが大きな成果に繋がってくることなので、皆さんも自分の仕事に置き換えて考えるきっかけにしてみてくださいね。
今日はこの辺りで。
みなさんも僕と一緒に夢を叶えにいきましょう!!
ではまた次回🐶
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